Lispでは、アトムは単純な形式で記録される。実装が実際には単純でないとしても、理論上は単純である。例えば、アトム ‘rose’ は、連続する4つの文字 ‘r’、‘o’、‘s’、‘e’
として記録される。一方、リストは異なる方法で保持される。その仕組みも同様に単純だが、この考え方に慣れるまでには少々時間がかかる。リストは、一連のポインタのペアを用いて保持される。この系列において、各ペアの1つ目のポインタはアトムまたは別のリストを指し、各ペアの2つ目のポインタは次のペア、あるいはリストの終端を示すシンボル
nil を指す。
ポインタとは、端的に言えば、指し示されている対象の電子アドレスのことである。したがって、リストは一連の電子アドレスとして管理される。