GNU Emacsでキルコマンドを用いてバッファからテキストを切り出すと、ヤンクコマンドでそのテキストを復元できます。バッファから切り出されたテキストはキルリングに格納され、ヤンクコマンドはキルリング内の適切な内容をバッファ(必ずしも元のバッファとは限りません)に挿入します。
単純な C-y (yank)
コマンドは、キルリングの先頭項目を現在のバッファに挿入します。C-y コマンドの直後に M-y が続くと、最初の項目が2番目の項目に置き換えられます。続けて M-y
コマンドを実行すると、2番目の項目が3番目、4番目、あるいは5番目の項目に置き換えられ、以降も同様に続きます。キルリングの最後の項目に達すると、それが最初の項目に置き換えられ、このサイクルが繰り返されます。(そのため、キルリングは単なる「リスト」ではなく「リング」と呼ばれます。ただし、テキストを保持する実際のデータ構造はリストです。リストがリングとしてどのように扱われるかの詳細については、キルリングの扱いを参照してください。)