現在有効な略語が定義されているテキストを手動で入力すると、略語の候補が表示されます。例えば、展開文字列が ‘find outer otter’ である略語 ‘foo’ があり、‘find outer otter’ と手動で入力すると、Emacs がそれを検知し、入力を止めた際にエコーエリアにヒントを表示します。
略語提案機能を有効にするには、オプション abbrev-suggest を nil 以外の値に設定してください。
変数 abbrev-suggest-hint-threshold
は、ユーザーに略語を提案するタイミングを制御します。この変数は、Emacs
が略語の使用を提案するために必要な最小の削減量(ユーザーが入力しなくて済む文字数)を定義します。例えば、ユーザーが ‘foo bar’ (7文字)と入力し、‘fubar’ (5文字)という略語が定義されている場合、閾値が 2
以下に設定されていない限り、ユーザーに提案は表示されません。デフォルト値の 3
では、この例では略語を使用することによる削減量が閾値を下回るため、ユーザーに提案は表示されません。常に略語の提案を受け取りたい場合は、この変数の値を 0
に設定してください。
コマンド abbrev-suggest-show-report
は、現在の編集セッション中に表示されたすべての略語候補をバッファに表示します。複数の略語候補が表示され、それらをすべて覚えていられない場合に便利です。